うつ病
生きていく上で私たちは常に楽しいことばかりではないです。時には落ち込んだり、時には苦しんだりと、いろんな困難に突き当たったりもします。
悩みやストレスがある事が問題ではなく、それらが過剰にありすぎる、積み重なることに問題があります。
生きているので、変化することはごく普通のことです。
時に気分がとても落ちこむことは誰もが経験していると思います。
その落ち込んだ状態を長く引きづってしまい、そこから出れなくなることが続くと要注意。
上手に気分転換ができなくなってしまい、落ち込んだ状態、なんにもする気もやる気もおこらない、つまりウツっぽい状態が続く、だいたい2週間以上ウツっぽさが続くと、脳のエネルギーの低下がおこり、うつ病を発していると診断されます。
このように過剰なストレスや悩み事、または心身ともに疲れている状態が続き、ウツっぽさが続くと、脳内では感情や気分をコントロールするセロトニン・ノルアドレナリンという神経伝達物質が十分に機能しなくなり、うつ状態に陥ると研究結果が出ています。
つまり、脳のエネルギーが足りなくなった状態がうつ病。
そして子どもから高齢者、年齢に関係なく、また精神的に強い弱いに関係なく、誰もが簡単に発症しうる脳の病です。
原因は1つではなく、生活の中で起こる要因(ストレス・遺伝性・考え方・環境的・・)が複雑に結びついて発症。
例えば:環境的要因で、大切な人・友達の死別や離別が過剰ストレスと繋がり、ストレスを解放できない状態が長く続くとうつ病を発症してしまう。
ストレスを感じると、脳の視床下部からホルモンが分泌されます。それからこの情報を下垂体を介して血液中に流れ副腎皮質へ伝達される。
この刺激を受け取った副腎皮質はコルチゾールというホルモンを分泌します。
このストレスホルモンと呼ばれるコルチゾールは全身に巡り、その結果血糖値、血圧の上昇、免疫反応を鎮め炎症を抑えるなど、ストレスに対して戦うため、立ち向かうために体に変化を起こします。
ストレスを感じるたびに、脳は反応し体はそれに反応しています。ですから、ストレスを受け続けることは、ストレスホルモン・コルチゾールを分泌し続けることになり、体は緊張状態が永遠と続く。
そして過剰なコルチゾールの分泌のせいで、脳のニューロンとりわけ海馬という部分がダメージを受けることが研究結果として明らかになっています。
うつ病患者の海馬は健常者の海馬と比べて、小さく萎縮していることがMRIをとうして確認されています。
・体がだるい、疲れやすい
・なんにもしたくない、やる気も出ない
・何をしても楽しくない
・異常な不安感、イライラ感
・食欲、睡眠欲、性欲の低下
・胸のあたりが苦しい、息苦しい
・音が気になる
・集中力、決断力の低下
・人と話したくない、外出したくない
・眠りが浅くなった、熟睡できない
・笑えない
・ネガティブ思考、絶望感
・憂鬱な状態が2週間以上つづく
etc・・・・
上記の症状が長く続くような時は、うつ病を発症している可能性があります。
また、現在では新型のうつ病もあり上記に当てはまらない症状もあります。
大きく分けると2種類に分けられます。
大うつ病障害(単極性)
ウツ状態だけが続く。
ずっと暗闇に落ちて抜け出せない。
双極性障害(抑うつ状態と操状態)
ウツ状態と気分が良い状態が両方ある。
ハイになってドーンと落ちるを繰り返す。
日本ではうつ病を発症してる患者さんのほとんどが、大うつ病性障害と言われています。
また、新型うつやコロナうつなど、時代とともに新たな種類のうつが発症しています。
うつ病になったのかな?
と思ったら、1人で悩んでいないでできるだけ早目に受診する。
病院などが苦手で受診が逆にストレスになってしまう人は、少し気軽に受けられる心理カウンセリングなどを利用してお話ししてみるのもいいです。
特に、真面目で几帳面、正義感や責任感が強い、完璧主義な人ほど、ストレスを受けやすく考え込み伏せがちになり、さらに周りに助けを求める事ができない故に、1人で何とかしようとして、うつ病の世界へどっぷり浸かりがちです。
何で私がうつ病に?
と思って悩まずに(私がそうでした・・)専門家に相談に行ってみましょう。
少しでも早め早めの対策が、効果があります。
うつ病の専門家とお話しするだけで、心はかなり楽になります。うつ病を患うと人と話す気力さえ失われるし行動にも制限が出てきますが幸運なことに、現在はオンライン診療で受診が可能なので是非利用することをオススメします。
現代病の1つで、誰でも簡単になりうる病気です。
放っておかずに、自分のために早めに対処してあげましょう。どんな病も放っておくのが一番良くないです、いろんなことを我慢していないで早めに手当てしてあげるのがベスト。
あなたの思考やモノの捉え方、勝手に頭の中に浮かんでくるネガティブな思考を楽な思考に変えていく事ができる療法。
その考え方が歪んでいるから良くないというのではなくて、その考え方でや考え方のクセで悩んでいるのなら、もっと楽な考え方に切り替えてみる。
別の考え方に置き換えてみるというやり方でカウンセラーとともに歩んでいく療法。
もちろん1人でもできるようになる。
思考が変われば行動にも変化が起きる。
うつ病の治療法と再発予防にもなる療法の認知行動療法?
(参考例)たまたま乗ったタクシーの運転手さんが道を間違えて遠回りしちゃったとします。
あなたの頭に最初に浮かぶ言葉は何ですか?
1.何してんの!プロなのに道間違えるなんて!
2.あ〜運転手さんも疲れてるのね、ま、いっか
3.私ってホントにツイテナイ、電車にも乗りそこないバスも行っちゃって、会社も遅刻して私が悪いから道間違えたに違いない、、、、
ツイテナイのは私のせいなんだ、、、、、
全て私のせいなんだ、、、、、、
このように、頭の中のつぶやきは人それぞれ違います。
このつぶやきの部分が認知といい、自動思考(勝手に出てくる考え)とも言います。
1の認知はイライラ、怒り
2の認知は手放し、穏やか
3の認知は負のスパイラル
3つの認知の中で、2の「ま、いっか、、」的な考え方が1番ラクな考え方だと思いませんか?
私たち、いい時と悪い時があって、いつも平穏なことってないですよね?
だって、人生って変化があるものだから・・・
その中で、2の禅な考え方で入れるのって大変!
プラス、みんな生まれて育った環境が違い、根っこの考え方も違うわけで・・・
で、どうしたらいいんだろう?
ストレスを溜めないように努力をする(頑張りすぎない・自分の心に忠実に・スポーツ・ヨガをするetc・・)。
その前にストレスに気づいてあげること(自分を大切に・自分に注意を向ける)
そして、2の穏やかな状態でいれるようには・・
自分のつぶやきを2のようなラクなつぶやきに少しずつ変えていけばいいのです。
1の怒り認知はホトホト疲れます。
3の負のスパイラルはしんどいです。
マイナスバイヤス?
私たち人間の脳は、どうしても良くない悪い方向に考えがちだったり捉えがちで、負のスパイラルに巻き込まれがちです。
出来事(起こってしまったこと)タクシーの運転手さんが道間違えたこと)は変えられない。
でも、それに対しての認知(つぶやき)は自分で変えることができるのです。それに伴い行動も変えれます。認知行動療法というわけです。
上記のように考え方を変えていくというか、別の楽な考え方にすり替えてみるといった感じ。
考え方が歪んでいるとか、よくない考え方ということではありません。その考え方でイライラしたり憂鬱な気分になったりシンドイならば、そうじゃないラクな考え方を試してみる、という療法。
うつに陥る時、ほぼ負のスパイラルの考え方の中に潜り込んでしまっていることが多いです。
認知行動療法は、出来事に対し自分がどう思ったか、どう感じたか等に焦点をあてていきます。
自分を客観的に見る事で、ご自身の理解がふかまり、気づきが生まれます。
うつ病の治療方法のうちの1つの認知行動療法、ぜひ試してみる価値はある。
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